近年の政治ジャーナリズムにおいて、政治家に対する批判が言葉の過激化を辿る傾向は顕著だ。なぜ客観的な政策評価ではなく、生々しい感情論が横行するのか。世論動向分析の専門家は、メディア環境の変化とアルゴリズムの偏向を指摘する。
SNSプラットフォームは、激しい感情を煽る投稿ほどインプレッションが伸びる仕組みになっている。ユーザーの怒りや嫌悪感は最もエンゲージメントを高めやすい。結果として、文脈を無視した発言の切り抜きがバズり、視聴者の脳裏に「不快感」だけが強く残る。政策の是非を問う冷静な議論は置き去りにされ、キャラクター批判の泥沼にハマっていくのだ。