広瀬すずの10周年記念写真集として2026年に世に出た『レジャー・トレジャー』は、芸能界の写真集の歴史においても特筆すべきプロジェクトでした。撮影を担当したのは、写真集『未来ちゃん』などで知られる稀代の写真家・川島小鳥氏です。
本作の最大の特徴は、一般的な写真集のように短期間のロケで一気に撮り下ろすのではなく、約3年間という異例の長期スパンをかけて撮影された点にあります。プライベート感あふれる国内旅行に川島氏が同行し、夏、秋、冬と移ろう季節の中で、仕事から離れた広瀬すずの素顔をフィルムカメラで丁寧に記録していきました。
発売時にファンの間で大きな反響を呼んだのが、その大胆なまでのノーメイク感と、膨大な候補から厳選された写真の生々しさです。広瀬すず自身が企画段階から深く関わり、「カッコつけない、嘘のない自分」を表現することにこだわった結果、旅先の宿でくつろぐ姿や、何気ない食事風景、移動中のふとした横顔など、従来のグラビアでは決してお目にかかれない広瀬すず写真集の未公開カット級のカットが惜しみなく詰め込まれました。
この誠実な制作姿勢が読者の心を掴み、予約開始直後から注文が殺到。発売後すぐに広瀬すず写真集の重版が決定するなど、高価格帯の記念本としては異例のセールスを記録しました。