発見された遺体については、速やかに司法解剖が実施された。死亡推定時刻の正確な割り出しと、直接の死因を明確に特定するためだ。刑事事件として立件可能性を判断するうえで、解剖結果は極めて重い意味を持つ。
薬物や有毒ガスの使用、あるいは強固な外力の有無など、法医学的なアプローチによって客観的な証拠が一つずつ積み上げられていく。栃木県警察の担当者は、僅かな痕跡も見逃さない姿勢で慎重に鑑定を進めている。単なる痛ましい悲劇で終わらせず、真相の全貌を事実に基づいて確定させることが、法治国家における捜査の根幹に他ならない。