ネット上の投資コミュニティで頻繁に話題となるのが、三社電機製作所の株価急騰理由と、それに続く株価急落理由の極端さです。この背景には、中小型株特有の市場構造と投資家心理が密接に絡み合っています。
急騰が発生する典型的なパターンは、四半期決算でのサプライズ上方修正や、SiCモジュールの新製品リリース、あるいは半導体産業向けの大型支援策のニュースが流れたタイミングです。浮動株比率が高くないため、成行買いが集中すると板が薄い中で一気にストップ高水準まで跳ね上がります。
ここで注意しなければならないのが、夜間私設取引所である三社電機製作所のPTSにおける値動きです。適時開示直後の夜間にPTSで株価が急騰し、Yahoo!ファイナンスなどの三社電機製作所の掲示板では「明日は寄らずのストップ高か」「初動に乗れ」といった強気な書き込みが乱舞します。しかし、翌朝のザラ場が始まると寄り付きこそ高値をつけるものの、そこから大口の利確売りに押されて長い上ヒゲをつけ、大陰線で急落する、いわゆる「寄り天」の展開が珍しくありません。
感情的な過熱感だけで夜間PTSの高値を掴んでしまった個人投資家が、翌日の急落局面で投げ売りを余儀なくされ、下落に拍車をかける構図が幾度となく繰り返されています。掲示板の熱気と実需の買い注文には大きな乖離が生じやすい点に留意が必要です。