ピッチ外での学習環境も目覚ましい進化を遂げている。スポーツ教育の現場では、テクノロジーを駆使した語学教育(EdTech)ツールの導入が急速に進んだ。タブレット端末を使ってピッチ上のプレー動画と英語音声を同期させ、戦術用語をインタラクティブに学ぶプログラムがジュニアユース層から広く活用されている。
さらに、個人の自習環境としてもDAZNの英語主音声による試合中継の視聴や、YouTubeで公開されている海外名門クラブのトレーニングセッション動画の活用が当たり前となった。「監督がロンド(鳥かご)の最中に選手へ何と声をかけているか」「セットプレーの打ち合わせでどんな表現が使われているか」を生きた教材として耳から吸収できる時代だ。机に向かう英語の勉強とは一線を画す、身体感覚と直結したリスニング体験が、若きフットボーラーたちの言語感覚を研ぎ澄ましている。