このテラス景気は一時的なブームなのだろうか。市場データはその持続性を力強く裏付けている。株式会社リクルートが実施した最新の外食市場調査によると、「屋外席・テラス席のある店舗を優先的に選ぶ」と回答した消費者の割合は過去最高を更新。特に週末のランチタイムにおけるテラス席指定予約の伸び率は、店内席の約2.5倍に達しているという。
また、業界団体である一般社団法人日本カフェ協会の担当者は次のように分析する。「かつてテラス席は気候が良い時期だけの『季節限定コンテンツ』でした。しかし近年は、赤外線ヒーターや可動式ガラスサッシ、微細ミストの導入により、年間を通じて快適に過ごせるインフラが整いました。店舗にとっても客席稼働率を最大化する経営戦略として、テラスの重要性がかつてないほど高まっています」。