この怪物ペッパーは、アメリカ・サウスカロライナ州に拠点を置く「パッカーバット・ペッパー・カンパニー」の創業者、エド・カリー氏の手によって産み落とされた。ゴーストペッパー(ブート・ジョロキア)と赤のハバネロ種を掛け合わせ、長年の交配実験の末に誕生した品種だ。
2013年、公式に「世界一辛い唐辛子」としてギネス世界記録に認定されるやいなや、その存在は激辛界のニュースを一変させた。エド・カリー氏が求めたのは単なる辛さではなく、甘味と香りの奥に潜む破壊的な熱量だったが、完成したペッパーはまさに「死神(リーパー)」の名に相応しい怪物だったのだ。