2026年夏の25分割により、わずか数万円単位で購入可能となったNTT株。2026年の新NISAスタート以降、積立・成長投資枠の双方で個人投資家からの資金流入が定着した。小口投資家層の厚みは、株価の急落時における強力な下値支持線として機能している。
だが、個人の売り買いだけで株価が上値を伸ばし続けるわけではない。売買高の急増によって流動性が飛躍的に高まった反面、目先の配当利回りだけを目的とした短期資金の回転も早まった。配当権利落ち日後の需給悪化や、株主優待の拡充・変更に対する過敏な反応など、ボラティリティを生む要因も従来以上に混在している。