スマホでの閲覧に特化した「Webtoon(縦スクロール漫画)」の台頭も、このブームを強力に後押ししている。従来の紙面とは異なり、上下へのスムーズなスクロールは「手話の動きの連続性」を表現する上で圧倒的な相性の良さを見せる。
指先の細やかな動きや、視線の移動、空間を使った文法が、タテの動きに乗ることで映像のような流動性を獲得するのだ。SNS上で1話完結型の短い手話エッセイ漫画が数万リツイートされる現象も日常茶飯事となった。タイムラインを流れる一瞬の画像の中で、手話のダイナミックなポーズが若いユーザーの目を引く強力な「ビジュアルインパクト」として機能している。