事件発生後、周辺の街頭防犯カメラやNシステム、遺留物のDNA型鑑定など徹底した捜査網により犯人は逮捕されました。しかし、法廷で繰り広げられた犯人逮捕後の裁判の判決に至るプロセスは、被害者遺族にとってさらなる苦痛を強いる場となりました。
実刑判決・懲役・裁判記録を紐解くと、被告側は「パニックになって刃物を出した」「殺意はなかった」などと弁解を繰り返し、責任能力の減退を主張するケースが目立ちます。しかし裁判所は、「密室という被害者が絶対に逃れられない空間を選んで凶行に及んだ残虐性」「極めて短時間で致命傷を与えた確定的殺意」を重く認定し、無期懲役や長期の実刑判決といった極刑に近い厳罰を下しています。
被害者遺族の現在を取材した報道では、犯人に重い刑罰が下されたとしても、突然愛する家族を奪われた心の傷は決して癒えることがない現実が伝えられています。「エレベーターを見るだけで当時の恐怖がフラッシュバックする」「オートロックのマンションであっても二度と安心できない」という手記の言葉は、密室犯罪がもたらす破壊的な爪痕の深さを物語っています。