キャベツ湿布が現代において敬遠される最大の理由は、深刻な衛生面のリスクとアレルギー発症の危険性にあります。生野菜の表面には、どれほど丁寧に洗ったとしても土壌由来の細菌や微生物、微量の残留農薬が存在する可能性があります。
特に授乳期の乳頭や乳輪周囲は、赤ちゃんの吸着によって目に見えない微細な傷(亀裂)が生じやすいデリケートな状態です。傷口に雑菌が入り込むと、黄色ブドウ球菌などが繁殖して重度の細菌感染を引き起こし、かえって乳腺炎を悪化させる引き金になりかねません。
さらに見過ごせないのが、皮膚からの抗原侵入によるアレルギー反応です。傷ついた皮膚に直接植物の成分が触れ続けることで「接触皮膚炎」を発症したり、将来的な食物アレルギーの原因となる感作(経皮感作)を引き起こす危険性が皮膚科医から指摘されています。赤ちゃんが直接口に含む胸だからこそ、非衛生的な生野菜を肌に密着させるリスクは避けるべきです。