この街を唯一無二の存在に仕立て上げている最大の要素が、JAXA(宇宙航空研究開発機構)相模原キャンパスの存在だ。かつて小惑星探査機「はやぶさ」の偉業を牽引した川口淳一郎名誉教授らの情熱は今もこの地に息づいており、はやぶさ2プロジェクトをはじめとする最前線のミッションが現在進行形で動いている。
世界的な宇宙航空産業の研究拠点があることで、街全体に知的な探求心が根付く。駅前の商店街には宇宙をモチーフにしたデザインや看板が点在し、科学フェスタや研究公開の時期には全国から多くの天文ファンや家族連れが詰めかける。先端技術と地域社会がこれほど密接に結びついた都市例は、全国的にも極めて珍しい。