「Umami bag」という言葉が持つもうひとつの重要な側面が、日本のトップクラフトマンシップを体現する作家・江面旨美(Yoshimi Ezura)氏の手掛ける一点物レザーバッグです。プロダクト製品としてのUmami bagsとは一線を画し、芸術的価値の高い手仕事の作品群として知られています。
江面氏の作品は、厳選された上質な天然革をベースに、日本古来の伝統技法を惜しみなく投入して制作されます。
- 刺し子(Sashiko): 布地に幾何学模様の針目を刺し施す補強技法を革に応用し、独自の立体感と温かみを生み出す。
- 相良刺繍(Sagara): 糸を丸く結び留めながら刺していく技法で、独特の結び目(ノット)による豊かなテクスチャーを表現。
- 印伝(Inden): 鞣した革に漆(うるし)で模様を描き出す伝統工芸。滑らかな革の肌触りと漆の光沢が独特のコントラストを醸し出す。
クラフトマンシップが与える所有の喜び
江面旨美氏のレザー作品は大量生産が不可能です。ひとつひとつの裁断、縫製、装飾が手作業で行われるため、同じ表情を持つバッグは世界にふたつと存在しません。展示会や特定のプラットフォームを通じて限定販売されるこれらの作品は、ファッションアイテムを超えた「身にまとう工芸品」として、コレクターの間で高く評価されています。