誰でも手軽に作れる糸電話ですが、工作精度のわずかな違いが音の明瞭度を左右します。まずは幼児から小学生まで失敗なく作れる標準的な手順を整理します。
【準備する材料・道具】
- 紙コップ:2個(薄手の柔らかいものより、ある程度コシのある標準サイズ205mlが最適)
- たこ糸:約5〜10m(最初は扱いやすい長さから始めるのが無難)
- つまようじ:1本(半分に折って2個の留め具として使用)
- 穴あけ用の道具:押しピン、千枚通し、または安全ピン
- セロハンテープまたはマスキングテープ:少量
- ハサミ
【ステップ1:底面の中央に最小限の穴を開ける】
紙コップの底面中央に、押しピンで小さな穴を開けます。ここで重要なのは、穴の大きさを糸がギリギリ通る最小サイズに抑えることです。穴が大きすぎると糸がぐらつき、振動がコップ全体へ逃げてしまいます。
【ステップ2:糸を通し、つまようじに結ぶ】
コップの外側から内側へ向けてたこ糸を通します。内側に出た糸の端に、長さ1.5〜2cmほどに折ったつまようじを結びつけます。結び方は「かた結び」を2回繰り返すだけで十分ですが、糸がすっぽ抜けないよう、つまようじの中央にしっかり締め込みます。
【ステップ3:内側から軽く引き、テープで固定する】
コップの外側から糸を軽く引っ張り、つまようじが底面の内側にピタッと水平に密着するようにします。つまようじが斜めに浮いていると振動ロスが生まれるため、上から小さく切ったセロハンテープを貼って底面に固定すると安定性が格段に向上します。もう一方の紙コップも同様にセットすれば完成です。