房総半島の内陸部に位置する千葉県君津市。ここにある三島湖は、四季折々の美しい表情を見せるリザーバーだ。昭和の時代からヘラブナ釣りの名所として全国にその名をとどろかせてきたが、近年は力強いファイトを楽しむバスフィッシングの聖地としても確固たる地位を確立した。
「時代の変化とともに、湖を訪れるお客さんの顔ぶれも変わりました。けれど、水辺で遊ぶ楽しさ、一匹との出会いに心を躍らせる感動は今も昔も変わりません」と語るのは、石井ボートを率いる石井勝氏だ。湖の地形や水質、季節ごとの魚の動きを知り尽くした言葉には、長年の経験に裏打ちされた説得力が宿る。過熱するアウトドア観光産業の中で、いかに湖の自然環境を守りつつアングラーを歓迎するか。石井氏の視線は常に未来を見据えている。