20代や30代前半での出産と、40代での出産。その決定的な違いは「回復力」です。寝不足が何日も続いたときのダメージは、若い頃の比ではありません。夜泣き対応の翌朝、鉛のように重い体を引きずって上の子の幼稚園送迎や仕事に向かう日々は、想像以上に過酷です。
また、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病といった合併症のリスクも年齢とともに上昇します。無事に出産できたとしても、そこから始まる20年近い子育てのスタートラインに立ったに過ぎません。「子供が成人するとき、自分は還暦を過ぎている」という冷徹な事実が、親たちの心に重くのしかかります。