東京・神奈川方面から熱海・伊豆へ向かう大動脈が、無料の国道135号(現道)と、海岸線を走る有料道路熱海ビーチラインです。この2本は熱海の生命線であり、どちらか一方が寸断されるだけで激しい渋滞が発生します。
過去の事例や近年の防災対策を踏まえると、国道135号の現道側(山寄りルート)で土砂流出や倒木が発生した場合、国道135号の通行止め解除までには数日から数週間を要するケースがあります。とりわけ崩落土砂の撤去に加え、上部斜面の防護ネット張りや不安定な巨石の破砕作業が伴う場合、安全確認が取れるまで全面復旧は見送られます。
その際、強力な熱海ビーチラインの迂回路としての機能が発揮されます。国道135号が完全に遮断された緊急時には、行政との協定に基づき熱海ビーチラインの「無料開放措置」が取られる場合もありますが、波浪が高い荒天時はビーチライン自体も高波で通行止めとなるリスクがある点に留意しなければなりません。熱海市内で道路寸断が起きた際の復旧見通しについては、天候回復後のドローン点検および地盤調査の結果に左右されるため、公式発表を随時追う必要があります。