鬼殺隊の剣士たちが手にするのは、基本的に日本刀だ。しかし、悲鳴嶼の武器はまったく異彩を放っている。極太の鎖で繋がれた、トゲ付きの鉄球と大斧。一見すると鈍重に見えるこの超重量級武具こそが、彼の圧倒的な筋力と間合いの広さを極限まで引き出す。
純度の極めて高い「日輪刀の鋼」で作られたこの特異な武具は、研ぎ澄まされた鎖の音とともに戦場を破壊の渦へと巻き込む。鎖を狂いなく操り、鉄球で敵の攻撃を弾きつつ、斧で首を刈る。その戦闘モーションのアニメーション表現は、最新のグラフィック技術によって異次元の美しさと臨場感を獲得した。
刀という概念を超越したこの独自の武術スタイルは、単なるパワー任せの攻撃ではない。緻密な計算と極限の集中力に裏打ちされた、美しくも恐ろしい「武の完成形」なのだ。