もともと湘南藤沢キャンパス(SFC)で培われてきたITを活用した先駆的な教育スタイルが、今や全学的な文化として定着しつつある。特に評価が高いのは、学部や研究室の垣根を越えたプロジェクトマッチング機能だ。医学部の研究者が抱える課題に対して、環境情報学部のデータサイエンティストや文学部の倫理学専攻の学生がポータル上でチームを結成するケースが日常化している。
「かつてはキャンパスが物理的に離れていることが壁になっていた。しかし、デジタル空間上でプロジェクトのアイデアが可視化されたことで、思わぬコラボレーションが次々と生まれている」と、システム構築に関わった教授陣は手応えを語る。デジタルが文理融合の現実的な足がかりを提供しているのだ。