試合開始直後から主導権を握ったのは、ホームの歓声を背負うロケッツでした。屈強なインサイド陣を軸にペイントエリアを支配し、セカンドチャンスポイントを重ねて序盤にリードを広げます。これに対し、ウォリアーズは持ち前のスペーシングと素早いボールムーブメントで対抗。前半を終えて54対52と、わずか2点差で折り返す息詰まる攻防が続きました。
後半に入ると、戦術の駆け引きは一段と激化します。ロケッツのアイメ・ウドカHCが仕掛けたスイッチディフェンスに対し、ウォリアーズのスティーブ・カーHCはスクリーン角度を微修正してミスマッチを誘発。第4クォーター残り2分、同点で迎えた勝負の局面でステフィン・カリーが放ったステップバック3ポイントがネットを揺らし、これが決定打となってウォリアーズが114対110で逃げ切りました。
試合後の公式記者会見でカリーは「相手のフィジカルなプレッシャーは凄まじかったが、チーム全員がパニックに陥ることなく自分たちのシステムを信じ抜いた」と語り、ベテランならではの精神的タフネスを勝因に挙げました。