デザイン加工の現場でも、目覚ましい技術革新が起きている。昔ながらの職人技である高密度刺しゅうは、コンピュータ制御のマルチヘッド刺繍機によって極限まで精巧化。ミリ単位のグラデーションや立体的な3D刺繍が、手頃な価格で再現可能になった。
一方で、生地の通気性を損なわないダイレクト・トゥ・ガーメント(DTG)プリントや、鮮やかな発色を誇る昇華転写技術も大幅に進歩。汗をかいてもプリント部分がべたつかず、何度洗濯しても色落ちしない耐久性を実現している。胸元のワンポイント刺繍と背面のダイナミックなグラフィックプリントを組み合わせるなど、表現の自由度はかつてない高みに達した。