じっくりと見学を楽しむなら、比較的混雑が落ち着く平日の午前中が狙い目だ。朝日がやぐらを通り抜け、館内に美しい陰影を作り出す時間帯は、写真撮影にも絶好のタイミングとなる。
まず一階の資料コーナーで養蚕の基本的なサイクルと歴史背景を頭に入れてから、二階・三階の養蚕空間へと登るルートがおすすめだ。空間の広がりと風の流れを体感した後に見る道具類は、解像度が全く違って見えてくる。また、ボランティアガイドによる解説ツアー(事前予約推奨)を利用すれば、教科書には載っていない裏話や、建築の隠された工夫について深い話を聞くことができる。