日本語の楽曲であっても、油断は禁物だ。誰もが知る有名アーティストの代表曲でありながら、結婚式という場には到底ふさわしくないテーマを持つ作品が堂々と選曲されている実態がある。
代表的な例が、美メロで知られるドラマ主題歌やバラードだ。メロディの切なさや感動的な雰囲気に引きずられがちだが、2番の歌詞をよく聴くと「別れた恋人を思い出す夜」「すれ違いの末の破局」といった展開が待っていることがある。また、キャッチーなサビのフレーズだけが有名で、全体を通してみると不倫や略奪愛をモチーフにしている楽曲も散見される。
あるブライダルプランナーはこう明かす。「新郎新婦様が『2人の思い出の曲なんです』とお持ち込みになるCDの中に、明らかに破局を歌った曲が含まれていることは珍しくありません。事前にご指摘しますが、『曲調が好きだからどうしても流したい』と押し切られ、当日ゲストが気まずそうに顔を見合わせるシーンを何度も見てきました」。