中高生や20代の若年層にとって、テレビのチャンネルを合わせる行為はすでに過去のものだ。朝日新聞社と朝日放送テレビが運営する「バーチャル高校野球」と、公共放送の「NHKプラス」が二大巨頭として君臨するが、その利用形態には明確な棲み分けが見られる。
バーチャル高校野球の強みは、地方大会の1回戦から打席ごとの見逃しダイジェストまでを網羅する圧倒的な情報量にある。一球速報や独自スタッツとの連携がスムーズで、SNSでの拡散を意識したUIが若者の心をつかんで離さない。一方でNHKプラスは、地上波中継の圧倒的な安定感と解説陣の質で、往年の野球ファンから根強い支持を得ている。