地上での激しい混雑を避け、静かに大輪の花火を堪能したい層に根強い人気を誇るのが、琵琶湖上を運行する観覧船やチャーターボットだ。ミシガンやビアンカをはじめとする大型外輪船のプレミアム鑑賞プランは、例年予約開始とともに秒単位で席が埋まる。
一方、陸上での「穴場スポット」探しにも変化が起きている。かつて穴場とされた比叡山ドライブウェイの展望台や瀬田川沿いの高台は、すでに警備員の配置や事前予約制の駐車場管理が徹底され、自由に入れる場所は年々減少傾向にある。現在では、大津港から少し離れた草津市側の沿岸部や、高層ホテルが提供する宿泊付き観覧プランへと流れる客層が増加しており、鑑賞スタイルの多様化と二極化が進んでいる。