経済の視点も見逃せない。天理市は西名阪自動車道や名阪国道を抱える近畿の交通要衝であり、福山市は山陽自動車道と瀬戸内海の海上交通が交差する中国地方の物流ハブだ。2026年、サプライチェーンの再構築が全国的に進む中、この両エリアを直線的に結ぶ物流ネットワークの重要性が再認識されている。
福山通運に代表される大手物流企業や地場産業の連携により、奈良・大和盆地の農産物や製造品が福山を経由して中国・四国エリアへスムーズに運ばれる。逆に福山の鉄鋼・繊維技術が奈良の産業現場へと還元されるケースも増えた。単なるスポーツのライバル関係にとどまらず、実利を伴う経済のパイプが太くなっている。