あやめちゃんが当時の子役文化の中で異彩を放っていた最大の理由は、演出された可愛らしさに甘えない「生のライブ感」を乗りこなす圧倒的なセンスにあった。番組内のコントやフリートークにおいて、彼女が魅せた変幻自在の表情と絶妙な「間」の取り方は、共演する大人たちをもしばしば圧倒した。
特に『るるるの歌』をはじめとする中毒性の高い楽曲で見せたパフォーマンスは秀逸の一言だ。感情を過度に乗せず、どこか乾いたユーモアと凛とした静けさを漂わせる歌唱スタイル。朝の眠気眼の視聴者にとって、それはどんな目覚まし時計よりも鋭く、心に刺さる体験だった。