新潟の本店街にとどまらず、東京・秋葉原にある店舗もまた、都内有数の激戦区において異次元の集客力を誇っている。サブカルチャーと最新のデジタル技術が交差する街で、なぜこれほどまでに昭和の面影を残すクラシックな一杯が愛されているのだろうか。
その答えは、流行をあえて追いかけない強さにある。多種多様な限定メニューや映えを意識した派手なトッピングが溢れ返る現代にあって、提供するのは頑ななまでに王道の生姜醤油のみ。職人が手際よく面を茹であげ、深みのある丼へリズミカルに注ぎ込む動作には、一種の洗練された美しさすら漂う。