観光で群馬を訪れる者が最も注意すべきは、標高差による急激な環境の変化だ。県南部の平野部と北部の山岳地帯では、もはや「別の国」と言っても過言ではないほど天候が乖離する。
たとえば標高1,200メートルを超える草津温泉や、谷川岳の玄関口である水上エリアでは、平野部が快晴であっても山沿い特有の濃霧や局地的な降雪・雨雲に見舞われることが日常茶飯事だ。伊香保温泉周辺でも、山からの冷気が吹き下ろすことで気温が数度一気に急降下することがある。
「平野部の天気予報だけを見て軽い服装で来られ、あまりの寒さや突然の雨に立ち往生する旅行者が後を絶たない」と、現地の観光協会スタッフは注意を呼びかける。目的地ごとの標高とピンポイント天気を把握することが、快適な旅の分かれ目だ。