同校の大きな強みとして外せないのが、併設する中学校からの生え抜き選手が多い点だ。中学時代の軟式野球部から一緒に汗を流してきたメンバーが、高校でも中核を担う。
「誰がどんな場面で緊張するか、どの球種に全幅の信頼を置いているか、言葉にしなくても分かる」。捕手が語るその言葉通り、ピンチの場面で見せる守備陣の連携は鮮やかだ。高校から入学した選手たちもすぐにその輪へ溶け込み、チーム内には独特の家族的な一体感が醸成されている。6年間、あるいは3年間を共に過ごした時間の長さは、プレッシャーがかかる終盤の1点を争う局面で、計り知れない底力となって表れる。